まめだいふくな日々

ささやかな日々の暮らしを切り取って書いています。

妊娠出産記録⑥

 

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ついに我が子とご対面

お昼の診察が終わり、先生が来た。
そこからはあっという間(たぶん)。吸引分娩で引っ張って、あっという間に産まれた。
一瞬顔を見せてもらえたけれど、すぐに運ばれていく。どうやら破水してから時間がかかったので、汚れた羊水を飲んでしまったようで、処置されている。(破水したのは全然わからなかった)
産まれた瞬間、スポッと抜かれて胸元に連れてこられた時、産まれて間もない姿に、かわいいという感情が溢れた。小さくて、ふにゃっとして、10ヶ月お腹の中にいて、元気に産まれるまで心配ばかりしていた赤ちゃんに無事に会えた。喜びと安堵感が押し寄せていた。

今思うと、この時感じた感情が、もしかしたら愛しいという感情だったのかもしれない。

その後、母体の処置も行われた。私は「胎盤を見たい」とバースプランに書いていたのだけれど、すっかり忘れてしまい、見ることができなかったのが残念だった。

 

一方その頃、

産まれた直後に連絡をもらった夫が病院に駆けつけた。

処置を終えた赤ちゃんを夫が抱っこする。
目がぱっちり開いていた。産まれた直後の赤ちゃんって、もっとシワシワの猿みたいなのかと思ったら、すでにつるんとした顔でとても綺麗だ。そして、産まれた直後でもわかる、この子は、父親(夫)にそっくりな顔だ。
「産まれたてでこんなに目がしっかり開いてるの珍しいです」と助産師さんが言っていた。
それからしばらくは、写真を撮らせてもらったりしながら我が子との触れ合いタイムを楽しんだ。
すぐに面会が終わってしまうかと心配したけれど、意外と長く家族で過ごすことができた。

出血多量でかなり顔色が悪かったらしい。けれど、無事に出産を終えることができた。


出産した日はゆっくり休み、翌日から母子同室で過ごす。
鳴き声が猫みたいでかわいかった。もっと怪獣みたいな鳴き声なのかと思っていたが、これでは私は寝ていたら起きない気がすると思い、目覚ましをかけて起きて授乳したりしていたな。

 

あれからもう2年も経つのか

年月の早さにはびっくりする。きっと毎年びっくりする事になるのだろう。

月日が経って、病的に忘れっぽい私は、この出産のことを忘れてしまうかもしれない。というか、この記録を書き始めた時にはすでに思い出せない細かなことも多かったのが悔やまれる。

でも、書き残していつか自分が懐かしめたら…拙い文章だけれども、いつか娘にも見てもらいたいとも思う。

 

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余談

陣痛が始まったと聞いたお義父さんとお義父さんの友人は、車で待機していたというのを後から知った。産まれても夫以外は面会できないのに、それでも近くで待機して応援してくれていたなんて嬉しくなった。

 

 

 

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