1歳10ヶ月の娘の言語能力の発達が著しい。
ここ1週間で急に動物の鳴き声が増えた。
彼女は人の体に登って来て「にゃおん」と猫の鳴き真似をするようになった。かわいい。
写真のスプーンについている動物はライオンである。
先日、ライオンの鳴き声はガオーだよと教えた。すると彼女はみるみるうちにマスターし、スプーンを走らせながら、今にもおっさんが痰を吐き出しそうと言わんばかりのリアルな声でガオーというようになった。(教えたのは普通のガオーです)
そして突然「こっこっこー(コケコッコー)」というようにもなった。1年間読んできた絵本の「じゃあじゃあびりびり」がようやく言語化されたようで、「びいびい(ビリビリ)」なども言うようになってきた。
ニワトリで「こ」の発音をマスターしたからか、「抱っこ」が「だっフン」だったのがはっきり「だっこ」と言えるようになって成長を感じる日々だ。
彼女にとって抱っことは、時に嫌なことを回避する時に使われる言葉でもある。
例えば歯磨き。
歯磨きは大抵嫌な気分の時が多いので、追いかけ回すようになるのだけれど、ここで捕まった時に発するのが「だっこ」である。
彼女は知っている。抱っこといえば少しの間嫌な事を先延ばしにできる事を。
わたしは知っている。彼女がそのためだけに抱っこをせがんでいる事を。
だが抱っこを断らない私である。
頭ではわかっている。
彼女は本当に私に抱っこして欲しいのではなくて、歯磨きしたくないだけ。わかっていながらも私は彼女を抱きしめる。
気がつけば、悪女と都合のいい男のような構図が出来上がっていた。
こうして日々彼女の思惑通りになっているわけだが、最近またバリエーションが増えた。
彼女はしばしば注意を受けることがある。
例えばクレヨンだ。
クレヨンで書いてはいけないところに落書きした時に、私は彼女を注意する。
「お絵かきはあそこだよ。ここに書いちゃダメだよ」
そして、ここで登場するのが冒頭で紹介した「にゃおん」である。
少しわたしの体に登って顔を近づけてから、つぶらな瞳で見つめた後発せられる「にゃおん」。え。かわいい。あざとい。どこで覚えた。
あまりの可愛さに何を喋ってたか忘れそう。
けれど、わたしもすぐに正気に戻り「にゃおんじゃない」と話をもどす。すると、
「にゃおんッ!」
彼女は都合の悪い時は猫になる術を覚えたようだ…
ちなみに都合の悪い時のにゃおんはママにのみ発動される。
パパには甘える時に発動される。
使い分けがバッチリではないか
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先日、彼女は猫科かもしれないと言っていた夫だったが、最近になって、昔飼っていた猫なのかもしれないとか言い出した。
それは怖いからヤメテ…
落書きスペースはこちらです
絵本「じゃあじゃあびりびり」
角が丸く、厚みのある絵本。色使いもよく、コンパクトで持ち運びもしやすいです。
お気に入りのスプーンフォーク
通常のフォークスプーンが持ちにくい子でも握りやすい。こういった形のものは箸の移行もスムーズだと聞いたのでこちらにしました。