前回の話はこちら
妊娠して、心配性に拍車がかかった。
とにかく妊娠について無知だったため検索魔と化していた。
「妊娠◯週」と調べれば流産率などが出てきてますます心配で検索する悪循環。
でも、これは心配してもしょうがない。
だけど、長年の習慣はそう簡単に変えられるものではなく、相変わらず心配する日々だった。
「9週の壁」「12週まで」「22週まで」
と、限りなく節目が出てくるのでいつまでも安心できなかった記憶…
仕事を辞めて、いよいよ関東から東北へと引っ越し
引っ越し代節約のため、我々はハイエースと軽自動車に荷物を詰めて自家用車のみでの引っ越しだ。
おとうさんと、夫、夫の友人たち数名が総出で大型家具や荷物を運び出す(ありがたすぎて感謝しかない)なか
妊婦は活躍できるところがない。
重たくない荷物を運ぶのを手伝うのみである。
そうして諸々の手続きを終え、約2年過ごした関東に別れを告げた。
引っ越しの荷物運び出しが終わり、がらんとした部屋。私も夫もこのお家がけっこう好きだった。
次の家が決まっているわけではない我々は、しばらく夫の実家で過ごす。
運んだ荷物はあっという間に実家のスペースを圧迫した。
夫は新しい仕事を探し、妻は新しい産婦人科を探す。家も探さねばならない。
実家で、プータロー2人が毎日予定もなく行動を共にしている。
一見毎日暇そうに見える夫婦だが、お互い必死である。
私は日頃の検索魔に加えて、病院の検索魔も加わりパワーアップしていた。
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この時期は検索しすぎたことにより、妊娠に対する不安はあったものの、
つわりもなく順調そのもので、
夫婦共に何も決まってない状況という、一見不安要素だらけの毎日だったけど、
一日中夫と過ごせる貴重な時間でもあったので、幸せな毎日だったともいえる。
つづき